保険に関係する用語集!今更聞けないこの言葉の意味は何?

2016/08/01

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険関連のことを調べると、いろいろと法律用語みないな言葉から、たまに見かけて知っている言葉だけど意味はしっかり分かっていない、という言葉が結構出てきます。

正しく意味をつかもうとしても、難しい説明が延々と続いたりして余計に分からなくなることもあったりして、時間ばかりがかかります。

ということから、ここでは保険に関係して良くわからない言葉を簡単に説明しています。更に詳しく理解したい場合には、ここの説明を見てから難しい説明をしているところで改めて見てみてください。
(きっと、あー、そういうことね、という理解ができると思いますよ!)

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管掌とは

管掌(かんしょう)

  • 責任持って取り扱う、担当する、という意味。
  • 保険では、どこが責任をもって運営するか、ということで、~管掌、という使われ方をする。

保険制度を調べていると「管掌」(かんしょう)という言葉が頻繁に出てきます。政府管掌、全国健康保険協会管掌健康保険、組合管掌健康保険、といった感じですね。

意味からすると、政府管掌の保険、となれば、政府が責任持って運営する保険、組合管掌健康保険であれば、組合が責任をもって運営する健康保険、ということになります。

「会計事務を管掌する」「人事業務を管掌する」という使われ方が例としてよく挙げられますが、固くて古めかしい言い方ですね。

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均等割とは

均等割(きんとうわり)

  • 均等割とは、所得の多い人も少ない人も均等に負担するよう、賦課金額(税金など負担させる金額)を決定すること

住民税や国民健康保険では、この均等割がありますが、簡単にいえば加入者から徴収する「会費」みたいなものです。

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社会保険料率とは

社会保険料率(しゃかいほけんりょうりつ)

  • 社会保険料率とは、各種社会保険の保険料の率の総称

社会保険料は、健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料からなり、各々保険料の率があり、この「社会保険料率」は、それらの総称として用いられます。

また、政府の統計資料などで、単純に健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料などの各々の率を合計して「社会保険料率」という使われ方もします。

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所得割とは

所得割(しょとくわり)

  • 所得割とは、所得に基づいて賦課金額(税金など負担させる金額)を決定すること

国民健康保険や住民税などでは、所得に基づいて計算される所得割、また他にも均等割があります。

租税とは

租税(そぜい)

  • 租税とは、法律に基づき、国や地方公共団体が国民、住民に課する税金(強制的に徴収する金銭)のこと

簡単にいえば各種税金の総称です。
国税、地方税に別れます。

国税には、納税義務者に直接課せられる直接税(所得税、相続税など)と、サービスや価格を通して収める間接税(消費税や酒税、たばこ税など)があります。

地方税には、都道府県や市町村が住民に課すもので、都道府県税と市町村税があり、どちらも直接税と間接税が含まれます。身近な例では、地方税の直接税には、市町村民税、固定資産税などがあります。

標準賞与とは

標準賞与(ひょうじゅんしょうよ)

  • 標準賞与とは、年間の賞与(ボーナス)の合計を12で割ったもの。一ヶ月あたりの賞与の金額。

健康保険や厚生年金保険の保険料の計算で使われたり、厚生年金の支給額(老齢厚生年金)の計算に使われる。

標準報酬とは

標準報酬(ひょうじゅんほうしゅう)

  • 標準報酬とは、標準報酬月額と標準賞与の月額あたりに換算したものを足したもの(標準報酬月額と賞与のトータルを保険加入期間で割ったものを合算したもの)

厚生年金保険の支給額(老齢厚生年金)の計算に使われる。

標準報酬月額とは

標準報酬月額(ひょうじゅんほうげつがく)

  • 標準報酬月額とは、健康保険や厚生年金保険などの社会保険料を計算する時に用いられる報酬の基準値で、4月、5月、6月の報酬の平均で決められる。

標準報酬月額は、健康保険や厚生年金保険などの社会保険料を計算する時に用いられる重要な数値。

これをもって、4月5月6月はあまり働かないほうが良い、とも噂されるが、傷病手当や出産手当、また将来的な年金の支給額算出にも使われる数値となっている。

賦課とは

賦課(ふか)

  • 割り当てて負担させること。
  • 税金を負担させること。

主に役所などの用語で出てきますが、「サービスなどの恩恵を受ける人に割り当てて負担させる」という意味です。

「賦課させる」となると「費用を負担させる」「税金を負担させる」という意味になりますね。

例えば健康保険などは保険料を被保険者の方に「割り当てて負担させること」でそのサービスが運営されています。

賦課金(ふかきん)は、つまりはそのような「サービスの恩恵を受ける人に税金などを割り当てて負担させるお金」(保険であれば保険料)、ということになります。

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